元タレントの中居正広さんが女性とトラブルを起こし、多額の解決金を支払っていたとされる問題は、テレビ業界を巻き込む一大スキャンダルへ発展しました。フジテレビ社員が2人の仲介に関与していた疑惑が浮上し、同社の港浩一社長が記者会見で謝罪したものの、番組打ち切りやCM差し止めなど、余波が急速に拡大。中居さんは芸能界を引退し、フジテレビ側も港社長と嘉納修治会長が引責辞任しました。
【1/17会見詳報】フジ社長は何を語ったか◆動画撮影不可、出席者制限も 中居正広さん問題
港社長は1月17日の記者会見で、トラブルが2023年6月初旬に発生し、局としても直後に把握していたと説明。しかし、女性の心身のケアやプライバシー保護を理由に、その後も中居さんの出演番組を放送していました。出席できる記者を制限し、動画撮影や生中継も禁じた会見対応にも批判が噴出。スポンサー企業の間では、会見直後からCM差し止めの動きが加速しました。
フジテレビは1月27日、幅広いメディアの記者が出席できる形で再び記者会見を開催。異例の会見は日付をまたぎ、10時間以上に渡って続きました。
フジ会見、異例の10時間超 日枝氏の責任巡り紛糾―中居さんトラブルで社長、会長辞任
フジテレビ側は、中居さんのトラブルに「社員は関与していないと判断している」と説明しており、事実関係や対応の検証のため第三者委員会を設置。調査結果は3月末ごろまとまる見込みですが、疑惑はどこまで解明されるのでしょうか。これまでの流れを、時事ドットコムの最新ニュースで振り返ります。
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